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  「組織に活かそうヒーローイズムの心理学」 2006/11/9
  たまには楽しい話をしましょう。
「子供の時に見たヒーローは何?」と質問して、出てくるテレビアニメや番組そして映画の題名は、お互いの気持ちを若返らせてくれます。
今、会社組織の中で定年まで10年未満の方は、「ナショナルキッド」や「怪傑ハリマオ」、「月光仮面」、「忍者部隊月光」、「まぼろし探偵」、「少年探偵団」の世代でしょう。力道山のプロレスをモノクロテレビで、近所の人が集まって見ていた時代でもありましたが。
部長さんや参事クラスの方々の年代は、「鉄腕アトム」や「鉄人28号」や「エイトマン」、「サスケ」、「カムイ」、「ゲゲゲの鬼太郎」、「仮面ライダー」、「ウルトラQ」、「ウルトラキャプテン」、「ウルトラマン」、「巨人の星」、「ジャングル大帝」、「科学忍者ガッチャマン」、「チロリン村とクルミの木」などでしょう。
課長さんや主幹クラスの方々は、「ゴレンジャー」、「ウルトラセブン」、「帰ってきたウルトラマン」、「ウルトラマンA」、「仮面ライダーV3」、「仮面ライダーストロンガー」、「仮面ライダーアマゾン」、「宇宙戦艦ヤマト」、「ひょっこりひょうたん島」などでしょうか。
主任クラスの方々は、「ウルトラマンタロウ」、「ウルトラマンレオ」、「仮面ライダーブラック」、「ドラゴンボールZ」になるのでしょうか?

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これらの世代のヒーローを分析していくと面白いことに気が付きます。
ヒーローを夢見る心で見ていた変身ものは、人間でありながら、何か神がかり的な力を得て、できないことができるようになるような気にさせてくれます。そして、そういう人はどちらかというとチームワークが苦手。
でも、風呂敷を引っ張り出してきて首に巻いたら「スーパーマン」、頭に巻いて左側に垂らしたら「怪傑ハリマオ」、白い布で頭と口をふさいで後ろに垂らして、親父のサングラスをかけると「月光仮面」。留守番している一人の世界が楽しかったなぁ。ちょっとしたことでアイディアが出てくるとものすごく嬉しい世界へ入れますよね。
「ゴレンジャー」のような、チームワークを大切にした番組を見て育った人は、「僕、アカレンジャー。」「じゃー、僕はアオレンジャー。」「私はモモレンジャーね。」「僕は、・・・・・キレンジャー。」というように、役割りを考え、仲間を思う心を持たせてくれました(獣レンジャー、ターボレンジャーなど、北米でも大人気。さすがに、北米リメイク版ではキャストは日本人ではなかったですが…)。
「鉄腕アトム」や「鉄人28号」を見て育った人は、いつかロボットを作ってみたい、持ってみたい、動かしてみたいという夢を持っていたことでしょう(お茶の水博士みたいなヘアスタイルの人を見たなぁ。モデルはアインシュタインだったっけ?)
人間の心の中にある悪を見つめ、これを除き、人類の平和を願ったテーマを掲げたアトムは、あたたかい心を求め、守ろうとする心を育ててくれました。
様々な困難にもめげずに、目的に向かって努力を重ね、チームワークの大切さや人を愛する心を育ててくれた「宇宙戦艦ヤマト」(寝ているのか起きているのか分からない沖田艦長)。
自分の弱点を強みに変えるために、人に言えない努力をし、大リーグボール1号・2号・3号を作り上げていく、父と子の根性を力にしていく「巨人の星」(ネーちゃんの影の力も大きかった)。花形、左門、オズマ。三島の新幹線通過速度が話題になったのもなつかしいです。
「明日のジョー」も根性者ではあるものの、明日のジョーは男同士の闘争心を駆り立てる友情を育てているのでしょう。

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社会には様々な組織が存在します。
ピラミッド式の組織もあれば、1人1人がリーダーになり得る力を持つメンバーで構成されテーマによりフォーメーションが組めるレンジャー式(少数精鋭)組織もあります。
グーグルでは、アイディアを思いついた人が皆に自分が考えたアイディアを公開し、それに賛同した人達が「私はこの役割をやるね。」と自ら自分の力を提供するフォーラム式組織を採用しています。こういうことができるようになったのも、北米でゴレンジャーシリーズがかなり昔からテレビ放映されている効果なのかもしれないですね。

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ここで言いたいことは、新しい社会の形成は、子供時代に何を見て、何を育ててきたかに大きく影響されるということです。それによって構成した組織のカラーが違ってくるのではないでしょうか? また、世代を超えたチーム編成では、この視点での見方を加えると、ミッションの目標値へのアプローチが違ってくるのかもしれません。
中学/高校の学園祭では、自分たちで演技のシナリオと振り付けを考えて、皆が参加できるマスゲームや応援を推進しているところがあります。ところが、中には練習に出て来ない子や練習についてこれない子が出てくるわけです。そんな時、その子達を支えようとする仲間作りに自分達で取り組んでいきます。だから終わった時の充実感が違うのです。
最近の幼稚園での演技会では、アカレンジャーが5、6人、アオレンジャーが4、5人、そしてモモレンジャーが10人ぐらい登場します。チームワークも感じられません。皆がヒーローなのです。まとまりとテーマが定かではないように伺えます。いったい、これから私たちはどんな時代を迎えるのでしょうね?
 
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