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  OPC-DA(Data Access)とOPC-UA(Unified Architecture)は、
何が違うの?
2007/3/26
  OPC-DAとOPC-UAの違いを聞かれることが多くなっている。
理解していただくに、説明する側も非常に困ってしまうものである。

1.OPC-DAは、データを扱う。
まずは、図1を見て欲しい。例え話でわかりやすく説明してみよう。子供が熱を出して、病院へ子供を連れて行くかどうかを判断する時に、親は病院へ電話をするとする。「子供が熱を出しまして。」と言う。このトリガがOPC-A&E(アラーム&イベント)に匹敵する。病院側の医師も病院へ連れて来られるかどうかを判断する為に、「熱は何度ですか?」と問う。その問い掛けに対し「38.7度です。」と親が答える。この問い掛けは医師側がクライアントになり、家庭がサーバ側に当たることになる。そして、高熱が始まったばかりかどうかを聞く為に、医師側が「いつからですか?」と聞いたことに対し、親は「昨晩からです。」と答える。このやり取りでは、子供が風邪なのかインフルエンザなのかの判断はできない。「病院へ連れて来られますか?」と聞くことになろう。このやり取りはデータのやり取りレベルと見て良いだろう。このやり取りは、医師側が判断に必要となるデータを手元に入手するという行為になる。このレベルがOPC-DAのレベルと言っても良いだろう。 <図1参照>

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このOPC-DAでデータを扱う場合は、送信側も受信側も、取り合いするデータが何のデータであるかを双方知っての上で授受を行うことになる。

2.OPC-UAは、情報を扱う。
次に、図2を見て欲しい。ここでは、家庭に遠隔介護ロボットがいて、子供が熱を出したことを知った親が介護ロボットのスイッチを入れて、病院側とやり取りを開始するとする。病院側では、子供が風邪なのかインフルエンザにかかったのかを判断する為に必要となる情報を介護ロボットから入手する。この場合のデータと情報の違いは、体温:38.7度、心電図は問題なし、眼震は無い、鼻水は出る、喉は赤い、脈拍は正常、呼吸は正常、気管支炎の兆候は無い、アレルギーは無いなどの個々のデータが子供のIDについて、医師の手元に上がってくる。それにより、医師は風邪かインフルエンザにかかっているのかの判断をすることが可能となる。<図2参照>

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つまり、タグ付けされていない個々のデータを扱っているのが、OPC-DAであり、タグ付けで連携を持たせたデータの集まりである情報を扱っているのがOPC-UAと言って良いだろう。

3.OPC-DAは、監視制御/コントロールに向いている。
OPC-DAは、製造業の生産システムでは、監視制御やコントローラの間で使われてきている。送受信側の双方が、データの位置づけと仕様を決めて、お互いが理解できる取り決めをした上でのデータの授受ということであれば、イントラネットでもインターネットでも使用可能であろう。

OPC-DAが向いているところは、
1)サンプリング周期が早い。
2)データの仕様が固定である。
ということで、I/Oドライバは比較的シンプルであって欲しいというところである。

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4.OPC-UAは、組み込みシステムのメンテナンスやMESに向いている。
OPC-UAは、タグを持った情報の授受に向いている仕様になっている為に、生産ラインの複数の装置からデータを個別に授受する場合、装置のID区別をしたまま扱える。このタグ付き情報授受になると、装置だけでなく、組込みシステムや計測機器やデバイスとの取り合いも可能となる。さらに、プラントデータが入っているログ装置から情報を入手したい場合もサーバの区別や生産ラインの区別を持った情報授受が可能となる。そうなると、生産管理システムと生産ライン別生産システムとの情報授受も可能であり、電子ドキュメントに生産システムの情報や、装置の情報を取り込む場合にも、電子ドキュメントを扱うPC側にOPC-UAのインターフェイスドライバを用意することで使用可能となる。もちろん、サーバ側にもOPC-UA仕様のインターフェイスが必要となる。

5.OPC-UAは、XML仕様のプロトコル
OPC-UAは、XML仕様のプロトコルである。PCがWindows Vistaを搭載して使用する場合、OSもアプリケーションもデータベースもXML言語を採用している。よって、データや情報授受を行うには、XMLを使用することになる。また、Office2007はXML言語を採用している。
XMLは国際標準のコンピュータ言語である。XMLを採用することでサーバ間を越えた情報の連携が可能となってくる。
製造業XML推進協議会の文書連携プロジェクトでは、電子ドキュメントをXMLで構成することで、各部署のミッションで作成した点検簿や報告書やノウハウ書や各種データ(写真データ、音データ、振動データ、ビデオデータなど)が意味を持たせて、連携することが可能になる。(既に、採用し、実用化している工場もある。)そこに、生産システムやPIMSやLIMSやCMMSやSGMSの情報を取り込むことが可能になれば、日本的ものづくりの良さが広がってくる。

 
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