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  カイゼンの心得 2007/8/27
  カイゼン活動で、問題点や不具合の原因を見つけ、対策したつもりが、同じ問題現象が出てしまったとなると、その原因は真の原因ではないということになります。それどころか、更に悪化した現象を引き起こしてしまったという事例もあります。

そこで、カイゼン活動で重要なコツ、心得を一緒に考えてみたいと思います。

カイゼン作業は、PDCの繰り返しと、真の原因を見つけたら対策を行うA(アクション)になると思いますが、問題点の真の原因を見つけられない場合には、問題は条件が揃えば再び発生するものです。

現れている現象を「果」とすれば、その現象を起こしてしまう「因」が存在します。そして、「因」と「果」をつなげるものを「縁」と言います。
この因と縁と果の関係を「因果応報」で説明することができます。
「因縁」(いんねん)とは、「因」と「縁」とを併せ称える言葉であって、「因」は原因をさすものであり、「縁」は「因」を「果」に成長させるもしくはつなげるものであります。
すなわち、「果」を生ずる直接のもとを「因」と言い、「因」と協同して「因」を「果」まで成長させるものを「縁」と言うわけです。

例えば、種子は「因」で、雨露、肥料、土などを「縁」として、芽をふき、稔が現れるものです。
種という「因」があっても、雨露、土などの助力がなければ芽をふくことはできないものです。
「因果」(いんが)については、「因」というものがあれば、必ずこれに応じて果というものが現れてきます。
良い「因」は、良い「果」を作り出し、悪い「因」は悪い「果」を作り出していくわけですから、悪い「因」は無い方が良いわけです。

カイゼンという作業は、この悪い「因」を悪いと定義し、悪い「因」を取り除く活動を実践しているとも思えます。
ですが、悪い「因」と判っても取り除けないものも出てくるでしょう。そうなった場合、「因」が「果」に成長しないように、それを助ける「縁」を取り除くことも手段の選択として出てくると思います。
ところが、この「縁」の条件を揃わないように手を打っても、他の何らかの活動で、知らないうちに「縁」の条件を揃えてしまうこともあります。
よって、できるだけ「悪因」は、取り除いた方が良いということになります。また、「悪因」が「悪果」に成長しないように「縁」を監視することも必要となります。

何が「因」で、何が「縁」で、何が「果」なのかを整理し、対策を練っていくことが、カイゼンの極意であり、心得だと思います。

現象に対して、原因を見つけていく手法として、「なぜ?」を5回繰り返してみると、大抵は原因が見えてくるものだと言われます。
その追求が人間関係になってくると、追求の勢いが落ちてくる場合があります。これは、人間関係を壊したくないという深層心理が働いているもので、改めるべきは改めるべき、という謙虚な気持ちをお互いに持ち、ことにあたる癖をつけることも躾の範囲になってきます。
そういったことが、人身事故や設備の破損、爆発事故につながる課題には、特に重要な対策となるので、真の原因を見つけ出さなければならない使命が課せられてくると考えることが大切なのです。

「なぜ?」を繰り返していくうちに、見えていない情報が存在していることにぶつかることがあります。
その時は、その見えていない部分を見えるようにする方法を考えることになります。
今の技術ではできるのかできないのかを確認する為に、日頃から社内外の情報に注意を払っている方は、こういうことは誰に聞いたら良いかを知っていて、その方に相談するという手立てを講じることでしょう。
日頃から、時間調整をしながら社内外の様々な関連情報に注意を払うことは、簡単なようですがとても大変なことであり、日頃の努力が必要となります。
VECは、その一端を担っていることでしょう。

 
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